国立医学部受験当日、ストレスで帯状疱疹になったけど合格した話【不思議体験談】

【自己紹介】大学を中退し、1年間の予備校生活を経て医学部を再受験し関東圏の国公立医学部を含む4校の医学部医学科に24歳で合格したえびまるです。

今回はタイトルにある通りなのですが、大本命の国立前期の受験の日に帯状疱疹になった話をします。正確に言うと当日だけでなく受験日の何日か前から背中が痛痒く、睡眠中も毎日途中で起きてしまう状況が続いていました。試験前日も痛さと痒さで何度か目が覚めてしまい、とてもじゃないけど最高と呼べる状態ではありませんでした。そんな中でも無事本命の国立医学部に合格できた体験談をお届けします。

そもそも帯状疱疹というのは、水ぼうそうを引き起こすものと同じウイルスが原因となります。初感染で水ぼうそうになり、治った後も潜伏感染して、免疫が下がった時に再活性して症状が現れます。症状としては発疹や痛み、水脹れです。免疫が下がった高齢の方が発症することが多いのですが、今回の受験のような大きなストレスで免疫が下がった場合もなることがあるそうです。私と同年代でも帯状疱疹を発症してる方を聞いたことがあるので、皆さんもストレスには気をつけてくださいね。

ちなみに50歳以上の方は帯状疱疹ワクチンの接種対象となっているので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。

さて、話を受験日直前に戻します。何日も背中が痒く発疹のようなものができているのもわかっていたのですが、まさか帯状疱疹だとは思わず、虫刺されかただの発疹だと思って虫刺され用の塗り薬を使用していました。

受験当日。夜は眠れなかったし相変わらずずっと痛痒くて、その日はいつもの持ち物に加えてムヒを持って行きました。

そしてここからが今でも不思議な体験だったのですが、試験が始まる5分前になると、スッと痛みと痒みが引いていくんです。試験を解いている間は一切痛くも痒くもなかったのです。大本命だったので、普段より集中している自覚はありましたが、ついさっきまで散々私を苦しめていたものが急に無くなるのが不思議でした。ゾーンに入ったような感じでした。

しかし、一科目の試験が終わって休憩時間になると途端にまた痛痒くなってくるのです!笑 受験会場のお手洗いで服を脱いでムヒを背中に塗りたくっていたのは後にも先にも私だけなのでは、と思います。(きちんと次入る人がいないくらい休憩時間ギリギリにやって匂いなどで迷惑はかけないように心掛けました)

そしてまた次の試験が始まると、痛みが引いて試験に集中できました。この現象が全ての科目で起こり、無事試験を乗り越えることができました。

痛みや痒みという感覚は案外アドレナリンが出ていると抑えられるのかもしれませんね。免疫が下がっていたので風邪を引く可能性もあったわけですが、発熱していたらこれほど集中できたかわかりません。体調が万全ではなかったのはアンラッキーでしたが、風邪などのもっと重い症状ではなかったのは不幸中の幸いだったかもしれません。

今回の私の話が皆さんにどうお役に立てるかわかりませんが、とりあえずストレスには気をつけましょう。再受験なんてストレスしか溜まらないイベントですが、直前期の自分は毎日のように泣いていてかなりメンタルが落ち込んでいたので、もっとメンタルのコントロールを学んでいればストレスが軽減されていたかなと今振り返れば思います。泣いている暇があるなら勉強した方が、勉強面でもメンタル的にも良かったと思います。皆さんも程々に息抜きして病みすぎないようにしてください。

後日談ですが、受験が終わった次の日に皮膚科を受診し帯状疱疹と診断してもらいました。帯状疱疹になったらすぐ受診しないと治りが遅くなってしまうそうなのですが、私は受験直前だったため病院に行くという考えがなく、発症から一週間ほど経ってからの受診になってしまいました。国立受験後も、薬をもらったのにも関わらず3週間ほど夜中に目が覚める生活を送りました。かなりQOLが下がったので皆さんも発症したらすぐ受診することをおすすめします。

また私の場合、国立前期の数日後に結果発表があった慈恵会医科大学に合格しなければ国立前期以降も受験しなければならなかったのですが、もうこれ以上の受験は無理かもと感じたくらい疲弊しました。実際は慈恵会医科大学に合格することができて受験をしなくて良くなったので、本当に助かりました。

帯状疱疹は左右片側に症状が出るのですが、私も実際に右側だけに症状が出て、感動したことを覚えています。笑 余談でした。

以上、私の大本命の国立前期の体験記でした。またブログ覗きに来てください。

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