【自己紹介】
はじめまして。2022年度大学入試で医学部に再受験して関東の国公立医学部に合格した、えびまるです。
大学を中退して、1年間予備校に通って一般入試で大学受験しました。私立大学も含め7校受験し4校から合格をいただきました。再受験を考えていたり、受験の仕方について悩んでいるどこかの誰かの参考になればうれしいです。
【再受験前の私について】
まず、わたしの経歴から。
中高はいわゆる進学校と呼ばれる都内の中高一貫校に中学受験で合格し6年間通っていました。しかしながら、私は中学受験で燃え尽きてしまいました。そして予備校には通っていたものの、勉強のやる気がないまま高校3年生、受験生になりました。東京医科歯科大学と東京慈恵会医科大学を受験するも、当然のことながら不合格でした。東京慈恵会医科大学はなぜか1次試験に合格しましたが、面接でも上手く話すことができずそのまま不合格となりました。
【最初の大学入学と医学部再受験の決意】
やる気は浪人しても起きませんでしたが、なんとか関東圏の理系大学に入りました。しかしその大学が合わず2年で中退することになります。前大学の学部や中退した理由については、身バレ防止のため、今のところ伏せさせていただきます。
中学受験で成功するも浪人し大学も中退するなんて、我ながら落ちこぼれだなと再受験していた1年間はずっと思っては病んでいました。(再受験中のメンタル状況については、かなり悩まれている方も多いと思うのでまた記事にしたいと思います。)
しかし今までやる気もなく危機感もなかったわたしですが、ここまで追い込まれると危機感が生まれ勉強に専念するようになりました。ここからは再受験の1年間について振り返っていきたいと思います。
【医学部再受験の始まり】
もともと高校生の時から駿台予備校にお世話になっていたこともあり、見知った先生方がいらっしゃったので、駿台予備校に通うことにしました。その中でも医学部を専門にしている駿台市谷校舎を選びました。
駿台市谷で選んだコース名は具体的には忘れてしまいましたが、国公立を狙う、5つほどクラスが分かれているコースでした。私立専願のコースと違って共通テスト対策があるのが違いだったかと思います。2年ぶりの受験でしたし、共通テストも受けたことがない(過去3回の受験はすべてセンター試験でした)ので私立専願にすることも考えましたが、駿台に相談に行ったとき国公立コースの方がいいのではないかと言われ、国公立コースにしました。国公立コースの中でもさらにオプションがついたコースがありましたが、普通のコースにしました。
5つほどクラスがあると書きましたが、つまりクラス分けテストがあります。英数国のマーク式テストで一番上のクラスを狙っていましたが、数学の勉強が間に合わず上から2つ目のクラスになってしまいました。ちなみに数学の勉強はクラス分けテストの3日前から始めました。成績の良い順にSA、SB、SC、SD、SEというクラス名で私はSBクラスになりました。当時は悔しかったのですが、後期のクラス分けでは絶対にSAに行くという気持ちが芽生えて勉強を頑張ることができたので、振り返ってみると良かったかもしれません。
駿台の基本方針としては、前期はとにかく基礎固めでした。どの先生も初回の授業で基礎が大事と何度もおっしゃっていました。どんなにギリギリで落ちた人でも落ちているということは基礎がなっていないと。何度も復習して基礎を身に着けて、後期になってから実践・応用をしていくとのことでした。私は受験そのものが2年ぶりで基礎も応用も何も覚えていない状態だったので、先生方の言う通り前期は基礎をずっとやっていました。
前期については、基本的には駿台で配られたテキストをやっていました。科目によっては自分が以前使っていた参考書をプラスαでやっていました。具体的なテキスト名はまた別の記事にしたいと思います。予習をするように言われた科目は毎回予習をして復習もできるだけその日のうちにやるように心がけていました。予習も復習も案外時間がかかり、やりたいことが全部できた日はあまりなかったと思います。特に駿台の数学のテキストはやりこむと基礎が仕上がると評判が良かったので夏や後期も繰り返しやっていました。前期の一番最初の模試では第一志望の国公立はA判定をとれていたと思いますが、それ以降は受験が終わるまで全部BかC判定でした。
夏期講習期間は、あまり夏期講習を取らず、3つほどにして前期の復習をしていました。
後期になると前期同様、予習復習をすることに加え、過去問演習をする時間も増えました。私の場合、私立を6校受けることになっていたので、早めに始めないと過去問に手が回らないまま私立を受験することになってしまうと思ったからです。過去問も解くだけでなく、過去問研究をすると思ったより時間がかかり早めに始めておいてよかったと思いました。ちなみに後期のクラス分けでは、前期の模試の結果から無事にSAクラスに入ることができました。
直前期、12月からは科目により共通テスト対策を始めました。地理などは前期から隙間時間にやっていましたが、基本的には12月から始めました。特に数学は時間が足りないことがほとんどだったので、ある分の予想問題集はすべて解いたと思います。冬期講習は国語と地理とリスニングは受講した覚えがあります。夏同様、自分の勉強に集中したかったため、あまり受講数は増やしませんでした。
【共通テスト】
あっという間に共通テスト本番になりました。答え合わせは二日目が終わってからすべてすることに決めていました。一日目の文系科目は、地理が全く手ごたえがありませんでしたが、想定内だったのでそこまでショックは受けませんでした。他の科目はそれなりにできて大事故はしていないだろうという見立てでした。この年に受験した方ならわかると思いますが、数ⅠAが壊滅的に時間が足りないために最後まで解けなくてトイレで一人で頭を抱えていました。最後の2割ほどはちゃんと問題に目を通すこともできませんでした。しかし、それなりに対策に時間をかけた自分がこんなにできていないなら他の人もできていないだろうと思い、気持ちを切り替えることができました。理科も思ったよりできませんでした。以下私の共通テストの点数です。
地理 72
国語 160(現代文43/50、古文36、漢文31)
英語リーディング 97
英語リスニング 96
数学ⅠA 70
数学ⅡB 83
物理 78
化学 85
計 741/900
でした。採点直後の感想としては、この点数でずっと自分が目標としていた国公立医学部を受験することができるだろうかということです。医学部で上位国公立医学部に受かるためには9割は欲しいと思っていました。不安を抱えたままデータを予備校に提出し、結果を待ちました。
結果は、自分の第一志望の判定はC判定でした。C判定というのは、合格率50%とということです。第一志望の判定が悪かったら金沢大学の医学部を受験しようと思っていましたが、そこはB判定でした。結果をもらい、駿台予備校の担任の話を聞き、家族とも話しましたが、悩んだ末第一志望を受験することにしました。合格率が50%なら挑戦してみたいと思ったのと、自分の場合は私立受験をすることができ学力的にどこかしらには受かるだろうということだったのが理由です。私立受験を許してくれた親には感謝してもしきれません。
【私立受験〜出願と私立の試験対策地獄〜】
そうと決まれば後は第一志望に向けて勉強するだけなのですが、共通テスト終了後から国公立2次試験までの間で大変だったことは、6つ受ける私立の受験です。第一志望の国公立の対策だけではなく、特徴的な問題で構成される私立の試験対策もしなければなりません。また、大学によっては出願の際に自己PRや志望動機などを書かなければならず、想像以上に準備に時間がかかりました。嬉しい悲鳴ではあるのですが、私立の一次試験に合格した場合は二次試験とその対策にも時間がかかります。先ほども述べましたが、私立の過去問は早めに取り掛かるに越したことはありませんね。
共通テスト後は、国公立の試験や私大の受験に向けて自分の手でちゃんと書いて解く練習をしました。共通テストは選択肢なのでその感覚ができるだけ早く抜けるように意識しました。また、予備校の数学の先生に言われてやって良かったことは、共通テストが終わった日から微分積分の簡単な問題を数百問解くことです。数Ⅲにはしばらく触れていなかったのでとてもよかったと思います。
【受験結果】
以下前置きが長くなりましたが、私の国公立を含めた受験結果を載せます。国公立の名前は現在通っている大学なので身バレ防止のため伏せますが、私立はすべて公開します。
国際医療福祉大学 一般選抜 正規合格
国際医療福祉大学 センター利用 正規合格
東邦大学 正規合格
日本医科大学 前期 1次合格 2次不合格
順天堂大学 1次合格 2次不合格
慈恵会医科大学 正規合格
慶応大学 1次不合格
関東国公立大学 正規合格
でした!自分で言うのもアレですが、再受験の割には健闘したのではないかと思います。ここまで支えてくれて、行かないのに2校に入学金を払ってくれた両親には感謝しかありません。医者になって必ず恩返ししたいと思います。
ここまでかなり長くなってしまったので何か質問などあればまたブログを更新したいと思います。ちなみに慈恵が不合格だったら、国公立の合否に関わらず、日医の後期を受験していたと思います。そこからさらに国公立が不合格だったら、国公立後期として山梨大学を受験する予定でした。
感想やブログに書いてほしいことなどコメント気軽にください!ではまた。
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